若き日のウルリッヒ・ダウズィンは、まだ学生であった1981年にドイツ・フランクフルトで前身となるホビットアウトドア用具会社をスタートさせた。そして、旅先のカナダ・ユーコンで狼の遠吠えからインスピレーションを得て、狼の毛皮のようにどのような環境や天候でも快適に過ごせるアウトドアギアを作りたいという思いから、1982年からトレードマークであるPaw(狼の足跡)をロゴとして使い始め、1983年にJACK WOLFSKINというブランド名が生まれた。
創業当時からより機能性の高いアイテムを出来る限り多くの人々に届けたいと考えていたダウズィンは、数えきれないほどの生地メーカーを訪れた末、日本の生地メーカーと一緒にオリジナルの防水透湿素材であるTexapore(テキサポール)を共同開発することとなった。以来Texaporeは進化し続け、今日でもJack Wolfskinの技術の代名詞でとなっている。
また、サスティナビリティ(持続可能性)への取り組みもJack Wolfskinのアイデンティティの一部である。80年代から毎シーズン制作されていたカタログの冒頭で、ダウズィンは常に自然の素晴らしさと畏敬の念、そして壊れていく自然環境への憂いを語っていた。機能性とサスティナビリティの両立は常にJack Wolfskinの最も大切にする信条である。
ORIGIN

JACK WOLFSKINの原点
VALUE
THE DOOR TO OUTDOORS
「我々は、競うことではなく、経験することを追い求める。自然に触れる距離と時間を大切にする。何故ならば、そこが我々の居場所だから。多様な自然環境と、そこに生きるあらゆる生命。我々の惑星は最も美しく、かけがえのない場所である。
Jack Wolfskinは、この惑星が与えてくれる素晴らしい自然に全ての人が触れ、共有し、ともに守る、その扉となりたい。」
“JACK WOLFSKIN is for people who enjoy independence, the ‘Realness’ and honesty of nature and who take pleasure in the manifold experiences which she provides.
…Born to be wild. Things made for people.“ Ulrich Dausien
「ジャックウルフスキンは、独立心を持ち、自然の「ありのままの姿」や「誠実さ」を楽しむ人々、そして自然が与えてくれる多様な経験の素晴らしさを享受する人々のためのものである。
…ありのままでいよう。全ては我々のため。」 ウルリッヒ・ダウズィン