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2020 FALL & WINTER LOOK BOOK

 

THE DOOR TO OUTDOORS

自然から受け取る、大切なもの

「僕ら人間も自然の一部だし、暮らしている環境すべてが実は自然のただ中だと思う。ドアを開けて外に出た瞬間からまさにアウトドア。だからどんな瞬間でも自然と調和する意識が大切だし、地球環境と自分との関係を常に意識して生きていきたい」
川の上に滑るように漕いでいく、ウォーターアスリートの高畑将之。彼の日常は自然とともにある。地球の鼓動と調和するため、SUPを駆って水面と対話する毎日。自然のなかでのアクティビティについて、高畑はこんな考えを口にした。
「スリルやスピードを求める人がいてもいいし、ただ湖に浮かぶだけでも、森の中に佇むだけでもいい。自然の中にいるだけで誰だって感じるものはある。そこで受け取る何かがとても大切なんだと僕は思う」

彼が大切にするのは、エネルギーを与えてくれる自然に対して、どれだけインパクトを減らせるかということ。だからこそ、Jack Wolfskinの「持続可能」なモノづくりのスタンスに共鳴し、ブランドアンバサダーを務めることにした。ブランドから香る作り手の思想やストーリーを敏感に感じ取ってのことだ。リサイクル材による製品化が困難とされる素材開発に積極的な取り組みを続けるなど、「自然を楽しみながら、守る」というブランドの理念は、高畑の生き方としっかり、シンクロしている。
「自然のなかで活動を続けていると、同じ思いを持った人と繋がることができる。スキルや経験は関係ない。自然は誰でも受け入れてくれる」

かつては数日間かけて山や川、海などを走破するアドベンチャーレースで頂点を極めた高畑。その後は登山に打ち込み、現在は川や海、湖での活動に集中する毎日。彼が今、地球と調和するために用いる手法はSUPだ。 「この競技を続けていると自分が疲弊する環境と、回復する環境が明確に分かってくる。自分の場合は水のある環境で身体が回復するタイプ。それで自分の居場所は水の上なんだということを強く意識するようになった」

ボードの上にすっと立ち、ゆっくりパドルを操りながら満足そうな表情を浮かべる高畑。刻々と変わる水面の様子を確かめながら。 「 SUPで感じられるのは、水や光、風の感触。激しい流れの中では自分の中に放出するアドレナリンも感じられるし、川を下れば周辺に暮らす人々の生活も感じられる。川から海に出れば海流や波のリズムが身体に伝わってくるし、さらに濃いでいけば海を渡ってはるか遠い陸に到達することもできる。ひたすら漕ぐことでいろいろな発見をし、いろいろな場所、人やモノをつなげることができるんです」
敢えて自然の中に身を置かなければ、人として大切なものを見失ってしまいがちな現代社会。だからこそ、水と親しみ、大地を踏みしめ、自ら農作物を育て、風と太陽のありがたみを感じ続けていたい。そんなことを考え続ける毎日は楽しくて仕方がないと話す高畑。地球のリズムと共鳴し合う壮大な旅を続けるために、彼は今日も、パドルを漕いでいく。

高畑将之Masayuki Takahata

1974年生まれ、宮崎県出身。大学卒業後から、アドベンチャーレース「Eco Challenge」に出場するなど、山、川、海、森をフィールドに過酷な競技の世界に没頭。その 後、プロのラフティングチーム「チーム・テイケイ」へ参加し、世界総合3位、2位を経験。一時は本格的な登山に 打ち込み、エベレスト清掃登山隊に参加。2010年以降は、川でのパドリングを通じて、自然の大切さを啓蒙するべく幅広く活躍を続ける。2017年/GoPro Mountain Games(コロラド)Sup Sprint 種目で優勝。世界No.1のRiver SUP Paddlerとなる。

RIver Base HALAUhalau.tokyo.jp

SUPの第一人者である高畑将之が主宰する多摩川上流・御 嶽のウォーターアクティビティ基地。川での経験がない人から、競技として追求したい人まで幅広く楽しめるプログラムを提供。真剣に自然の中で遊び、感じる手法を日々、模索する。鏡面のような湖でSUPの気持ち良さを知るコースや、流れのある多摩川中流域を下るリバートリップコース、通常はラフティングで使用する急流区間をSUPで攻める中級コースなど、半日で自然の豊かさを存分に感じられる各種メニューがスタンバイ。
mail: join@halau.tokyo.jp tel: 0428-74-9266